イントロダクション
こんにちは!プロダクトデザイナーのTANUKIです。
このサイトは、会社員デザイナーのキャリアアップのために、転職や昇進に必要なスキル向上に注目しています。本を読むことは、専門知識以外にも多くの面で有益であり、読書の継続を推奨します!ここでは、要約ではなく、どのように役立つかを中心に本を紹介したいと思います。
本の概要
今回は、『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください』著:山崎元 大橋弘祐 を読んでみました。この本を選んだ理由は、タイトルに非常に共感したからです。デザイナーの多くの人が当てはまると勝手に偏見を持っていますが、特に若い頃は「お金に疎い」のではと。デザインの勉強ばかりしていて、その道で身を立てることで頭がいっぱいだと思います。投資や金利なんて言われると目を背けたくなるのではないでしょうか?40代の自分も得意な方ではありませんが現在は少しづつ理解を深めている立場からすると絶対に
「お金の増やし方は、知っておいた方が良い」
これだけは間違いないです。若い頃から知っていれば、もっと余裕のある生活が送れているはずです。そして金融リテラシーの高い人とも多少は会話が成り立つと形成する人脈も変わってくると思います。著者に有名な経済評論家、山崎元(やまざきはじめ)さんが名を連ねていることもこの本の親しみやすいタイトルに信頼感を備えてくれます。もう一人の著者、大橋弘祐さん(当時38歳)と山崎元さんの会話形式で本は進んでいきますので非常に読みやすく、リアルな素人質問から本は始まっていくので理解もしやすいです。
何か聞きたいことがあっての回答だと思うのですが、Youtubeやネットで投資のことなどを調べると自分が聞きたいことの答えかも分からずに視聴していたことがあります。この本の良いところは質問と答えが会話形式でセットになっていることです。
この質問に対する、回答はこうなのね!と理解ができるはずです。
具体的に何がわかるのか?
この本から得た最大の収穫はおおよそ「お金に疎い」人が日々気になってるけどよく分からないことを網羅的に教えてもらえることです。
たくさん分かることはあるのですが、私が投資を始める前に知りたかったことはこれだったなぁと思った項目をリストアップしました。
- ネット証券の良さ
- 投資信託
- 複利
- NISA
- 個人型確定拠出年金(ideco)
この本は2015年11月に初版が出ています。すでに10年近く前の当時の私は気になりつつも、仕事ばかりしていてこういった資産形成に関する本を読むという方向に頭が働きませんでした。まだ子供もいませんでしたので、「いかに良いデザインを生み出すか、、、」みたいなことばかり考えていました。もし、あの時に足を止めてこの本を開いていたら10年前からもっと本格的に投資を始められたのではと、しても仕方のない想像をしてしまいます。この本では具体的なネットの証券会社が紹介されていますが、現在も優良な人気のある証券会社ですが10年前の情報ですので、そういった現在の状況はネットで調べたほうが良いとは思いますが、投資信託は何か?NISAとは何か?確定拠出年金とは何かという基本は今も変わりませんので、最初に素人が最低限知るべきことを網羅するには最適と言えます。
23年12月発刊の新NISA対応版もあるようですので、今から読むならこちらがいいかもしれません
ひとこと感想
「あのとき、知ってればなぁ〜」
まとめと次の読書に向けて
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください』は本を読む大切さを再認識した本でした。この本が発刊された頃、10年前は仕事に夢中で本を読む数もめっきり減っていたころでした。専門職ですから専門性も大事ですが、やはりバランスよく学ぶことの大切だと思います。特に家族を持った今強くそう思いますので、皆様も一度手に取ってご覧ください。漫画に近い感覚で読めると思います。