現在は800点ある私ですが、10年前は390点でした。そして40歳を過ぎてからTOEIC800点取得後に転職エージェントや企業からスカウトが来た時のお話をします。転職を成功させ年収を100万円UPしたので、ミドルエイジのキャリアプランに役立てば幸いです。
この記事では、熟練したミドルが新たな転職先を見つけるためにTOEICの高スコアがどのように転職活動を有利にするかを解説します。あなたの貴重な経験と言語スキルが、次のキャリアアップを生み出します。
TOEIC 800点取得後職場での評価は?
正直、自分で言いふらすわけにもいかないので、800点取得時に在籍していた会社ではさほど話題になりませんでした。
転職前の会社にはTOEICの点数を登録するシステムがありましたので上司は知ることになるのですが業務的にも英語に縁遠い職場だったので、対して評価はされませんでした。
ただし、評価はされないものの、たまに発生する海外とのやり取りをする業務は任されることになりました。英語学習者からすると800点を取得したレベルでは全然まだまだですが、周囲の完全なる勘違いで身の丈以上の仕事を任せてもらい貴重な経験をさせてもらうことができました。海外出張も優先的に候補になります。転職を考えていなくても取得するとより良い仕事が集まってきます。そういった経験が転職面談を受ける上で語れる内容となっていくことは後日わかったので良い影響があったことがわかりました。
転職以前も特に不満は無いものの転職市場で自分の価値は上がったのか気になり、転職エージェントに登録していた点数を710点から800点に書き換えてみました。
すると、想像以上に良いスカウトが来るようになりました。その前に
そもそも転職エージェントとは?
転職エージェントは求職者と企業のマッチングを専門にするサービスです。求職者の要望をヒアリングし、適切な求人情報提供、履歴書や面接のアドバイスを行い、効率的な転職活動をサポートしてくれます。中高年でもしっかり転職支援をしっかり受けられますので安心して下さい。
下記の記事で転職エージェントに登録すべきかどうかをお話ししてますのでご参照ください。結論だけお伝えすると転職してもしなくても情報が入る様にするために登録しておくべきです。具体的な求人情報や応募先がなくとも、エージェントにキャリアチェンジへのアドバイスを求めて面談することもできるので登録しない理由がありません。登録したからといってしっかり在職企業に見えない様に設定すればバレることはないでしょうし、実際に転職前の会社も上場企業で一般的には大企業でしたが、私はバレませんでした。そしてエージェントから激しい勧誘などの心配はほぼないと思いますが、もしあったらあなたが素晴らしい人材だということだと思います(笑)私はとくにそういうことはありませんでした(泣)
では、800点を取るまでスカウトが皆無だったかと言うとそんなことはありませんでした。
TOEICスコアがないとスカウトは来ないか?
TOEICが600点でも700点でもそれ以下でもスカウトは来ますが、案件無しのスカウトマンの「相談しませんか?」と言うようなスカウト(?)が多かったように思います。私のプロダクトデザイナーという職種では特に英語を必要とするものではありませんが、TOEIC800点取得以降は具体的な求人案件が添えられてスカウトが来ることが多くなり、英語が付加されるとより目立つ存在になることが伺えます。
特に企業からの直接スカウトが800点を超えたあたりで増えました。
上記の実体験からも転職活動でTOEICの点数を上げておくことは有効だと考えられます。ただし、TOEICの点数を上げてから転職エージェントに登録しようと考えるのではなく、エージェントに登録してからTOEICの点数を上げていくことをお勧めします。
それはTOEIC点数でスカウトの幅や質が高くなることは事実だと思いますが、他に年齢によってもチャンスは変わってきますので、若い年齢のチャンスは通り過ぎていきますのでなるべく早く登録しておくことをお勧めします。また、企業側のタイミングもあるので、いくらいいTOEIC点数や資格を持っていても求人が出るタイミングを逃してしまうと意味がありません。転職エージェントに登録してチャンスの受け皿を用意しておいてレベルアップしていくように努めるのがより良い転職の成功につながると思います。
TOEICに限らず、スキルアップ戦略は立てておくべきだと考えられます。本サイトでも他に3D CADの習熟も挙げていますが、英語だけ、3D CADだけなどの単品よりも組み合わさった場合に人材価値が上がります。すでに自分の専門をお持ちの方はもう一つ手を付けるだけで良いと思います。そうでない方は特に転職においては自分の専門のスキルに加えてTOEICがお勧めです。
800点取得後のスカウト内容
上場企業が多い
700点代までは中小規模の会社のプレイヤーとしてのスカウトが多かったのですが、800点を超えると上場企業のスカウトが多くなってきました。それは上場企業の方がグローバル化を進めているからだと思われます。一見、関係ない職種でもTOEICの点数が高いだけで英語に強いと思っていただきお声掛け頂けることもあります。具体例としては、私の職種とは関係のない某有名自動車メーカーの総務職というスカウトが企業から直接来ていました。おそらく海外からの従業員も多く英語力を持った人員を求めてのことだと思います。希望とあまりにも合わなかったため面接を受けたりはしませんでしたが、TOEIC800点を取得することで様々な転職先の門が開かれていることを感じました。また、40代の場合経験を活かした活躍が見込めることも一つの要因ですが、就職氷河期に当たる50代ー30代後半(2023年現在)が新卒の頃は企業が新卒採用を絞った時期にあたるので興味を持たれると考えられます。実際面接を受ける中で、40代の層が薄いといったお話を聞いたこともありました。そんな中で、多くの企業で職制になるにはTOEIC 〇〇点(点数は企業によって異なる)というハードルを設けていることから、転職市場において年齢不問でTOEICの高得点を取得しておくことはライバルに差をつける要因になります。職歴の強みを分析するだけでなく、TOEICの学習も注目していただきたいと思います。
面接でもその効果は感じられる
特に採用面接でもTOEIC800点の効果はありました、必ずおおよそ業務内容や実績、一緒に働くことができるかなどを確認された後に聞かれる質問がこちら「TOEIC800点はすごいですね、取得されたきっかけを教えてください」と言うものです。ここで前向きな回答を答えると大凡「努力できる方なんですね」的なことを言われ円満に面接が終わります。
おそらく、同程度のキャリア、スキルを持った候補者がいた場合にTOEICの点数と前向きに物事をやり遂げる姿勢を評価して後押しして頂けるポイントになっていると思います。私も面接官をしていたことがありますが、拾い上げたい候補者がいた場合に社内の選考会議で後押しするポイントを探しておくものです。
自分は上記のパターンで転職して年収を上げることに成功しました。
結局 TOEIC800点取得してどうたったの?
おそらく、こちらの記事を読まれている方は800点取得したらどうなるんだろう?800点持っているけど他の人はどうなんだろうと言う疑問をお持ちだと思います。これは各自の環境によって異なると思います、しかし自分の場合の800点取得後の変化を下記にまとめていますのでご参考まで。
- 現職場でも海外とのやり取りを任されて得な経験ができる
- 海外出張は同僚よりも優先されることもあった
- 転職エージェントからの求人も具体的な案件が多くなる
- スカウトされる企業の規模も大きく、グローバル企業の案件も増える
- 社内評価よりも社外評価が急に上がる印象
- 転職を通して年収を上げることもできた
今やらないと、今の自分が続きます!今やりましょう!
どうだったでしょうか?いいことづくめのように書いた節もありますが、TOEIC800点取得はそれなりに労力がかかりますので得ばかりとも言えません。しかし、転職後も周りよりもTOEICの点数が良ければ会社の方針で英語を強化するという変化が起こっても順応しやすいと思います。特に上場企業やグローバル企業ではそういった傾向は強まっていくと思います。
転職活動や英語学習で難しい点は頑張ってるけど前にすすんでいる感じがないと言う点だと思います。転職エージェントに登録して現状の自分の外部評価を知った上で高めていくことをお勧めします。TOEICの学習されている方は是非なんとしても継続をして自分の可能性を広げていただければ幸いです。