現在は815点ある私ですが、10年前は390点でした。そして700点達成した時の把握していた解答時間の目安と解答を有利にする小技というかコツみたいなものをご紹介します。
TOEICテストはとにかく時間がない
リスニングパートは進行が早い 先読み必須!
皆さん、「先読み」という言葉を聞いたことはありますか?TOEIC学習者の間では割とメジャーなリスニングパートのスキル(小技です。いや、、、定番かもしれません)
リスニングパートでは約45分間に100問解答する必要があります。
そのため、試験音声の進行速度はかなり早いです、問題文を全部聞き終わって回答していては次の問題が始まってしまいます。そのため、先読みと呼ばれる手法を使います。例えばパート2で下記のような問題が出題されます(こちらは先読みを説明するための例題なので、出題内容や問題の質は参考にしないでください)
Directions Part 2…(20秒くらいのパート2の解説が流れます。)
Question:1
“Are you interested in joining us for a movie night this Friday?”
- I was moving in the night.
- That sounds like a great idea!
- No, I don’t want to go on Tuesday.
- I’m not the director.
Question:2
“Did you go shopping at Center City last Sunday?”
- It is sunny.
- I’ve got a nice sweater!
- No, I don’t want to go on Tuesday.
- I’m not the shop staff.
といった感じで問題と選択肢の音声が流れます。
「先読み」はテスト用紙に書いてある選択肢を先に読んでおくことを指します。つまり下記のような感じです。
Directions Part 2…(20秒くらいのパート2の解説が流れます。)
上記のパート2の解説文が読まれる間に下記の赤カッコの部分を読みます
選択肢をある程度頭に入れたところで、次に設問文が流れるのを待ちます。
ここでは “Are you interested in joining us for a movie night this Friday?”です
“Are you interested in joining us for a movie night this Friday?”
設問が流れて来ましたね、ここであらかじめ読んでおいた選択肢で合致するものを
マークします。ここでは❷That sounds like a great idea!が正解だと思われますので
そちらをマークしたら、聞か猿となり音声を聞くのをやめてQuestion2の下記の赤カッコの部分を読みます。
そして、次の設問が流れるのを待ち、流れたらあらかじめ読んだ選択肢に合致するものをマークして
音声を聞くのを止めて、次の問題の選択肢を読みます。
これがリスニングパートで多くの受験者が使う先読みのスキルです。ちなみにIPテストでは使えず、会場で受験する場合に使えるスキルになります。会場のテストでは先読みをパート2からリスニングテストが終わるまで続けることになります。
リーディングパートはできるだけ多く回答 解答時間の目安を把握!
リーディングパートは75分間・100問に解答する必要があります。
人それぞれだと思いますが、下記の時間を目安に回答できるようにしていました。ご参考まで。
- パート5:10分
- パート6:8分
- パート7 シングルパッセージ:30分
- パート7 ダブルパッセージ:10分
- パート7 トリプルパッセージ:17分
毎月受験した時に気づいた コツを紹介
さて、ここまでとにかく時間との戦いであることを綴ってきました。
毎月開催されるときは受験していた時に私が気づいた、他の受験者の様子からわかったことを紹介します。
TOEICのテクニックというと上述の先読みの解説が多いかもしれませんが、さらに細かい小技になります。
学習以外にも何かできることはないのか?
そんなことを考えていた700点前後の頃、周りの受験者を見渡すとあることに気づきます。
ん!前の席の人、、、シャーペンの芯が太いぞ!?
そうなのです、マークシート用のシャーペンというものがあることを知りました。みなさんご存知でした?
また、ある時は試験開始の「シールを切って問題用紙を開いてください」という試験管の声と共に、あろうことかメモやマークすら許されない問題用紙を折り畳み始める受験者がいたのです。
な、なんだ、あの人は、、、問題用紙を折って細長くしている。
ただ、ただ、理解できずその日は受験しましたが、後日その意図と効果を理解し、真似したのは言う迄もありません。
問題用紙を折る 二つ折り
二つ折りの方法
まずは試験開始直後に行う、問題用紙の二つ折りです。
これは問題用紙を折る音が発生するので、他の受験者の邪魔にならないように開始直後に実施することをお勧めします。
先に問題用紙を二つに折る目的を述べますと
「マークシートと問題用紙を近づけて、視線を動かす時間を短縮する」
です。
下記の図のように縦半分に問題用紙を折り、マークシートを近接させることで問題用紙を広げた状態よりもマークをする際の視線の移動距離を節約できます。下記に図示します。
どうでしょうか?特に左半分の問題に解答している時は、右半分の問題を跨いでマークシートを見て塗ることになります。
二つ折りをすると右側の問題を跨ぐ時間がなくなり、先読みも有利に運びます。
当日いきなりやって 慌てないように公式問題集をコピーして折ってみるなど練習しておきしょう。
マークシート専用シャープペン
これはもう買うだけ?
と言うわけで太いシャーペンを見かけた私が見つけたのはこちら。
ぺんてる社の「マークシートシャープペンシル」です。ペン本体だけでも良いですが、消しゴムと替え芯もセットで買って筆箱に入れておけばいつでも受験の備えは万端です。
これはもう本当にすごいです。それ以外用途ないかもしれませんが、TOEICのマークシートにおいては絶大な威力を発揮します。すぐに買いましょう、細いシャーペンや鉛筆で塗るよりも安定的に素早くマークシートを塗りつぶすことができます。つまり解答時間の短縮になります。では買うだけでいいのか?ですが、使い方にコツがあります。
マークの仕方も検証
では、単純に太い芯で塗りつぶせば良いのか?もちろんそれでも太い分少し時間は短縮出来ると思いますが
さらに試してみたところ、710点取得時に下記の画像のような太さでマークしても、点数は獲得できました。
受験者の方はよくご存知のこちらの用紙に回答時と同じ線を書いてみました。マークシートシャープペンシルを上下に2回走らせた状態です。
正直、ちゃんと塗り潰せば800点だったのか?はたまたちゃんと塗っていたら解答時間が減り680点だったのかは分かりませんがとにかく、先ほどのご紹介の塗り方で採点はされていて少なくとも710点は取得できることが分かりました。
確証は持てない方法ですので自己責任で実施いただきたいのですが、試す価値のあるコツだと思います。
ちなみに815点取得時も同様の方法で解答しています。
次のアクションは?
すぐにマークシート専用のシャープペンを買いましょう
こんな経験ありませんか? 定型フォーマットを作成したり、効率的な作業フローを構築すれば、次回以降は簡単で迅速に進められるはずなのに、ついつい毎回最初から手を付けてしまい、無駄な時間と労力を費やしていること。マークシート専用シャープペンの導入や二つ折り、先読みのスキルを試さないことはまさにこのような状況と似ています。一度試して、合わなければやめれば良いのです。もちろんご紹介したコツや小技だけで点数を上げていくことはできません。しかし、地道な学習に加えこういった工夫も合わせて点数は上がっていくと思います。1秒でも早く目標の点数に達したい場合は初めのハードルを乗り越えて、さっそく挑戦しましょう。特にマークシート専用のシャープペンは買っておくだけで次回からすぐに使えますのでお勧めです。
- 「先読み」を実践する
- 問題用紙の二つ折りを公式問題集のコピーで試しておく
- マークシート専用のシャープペンシルを購入する
今やらないと、今の自分が続きます!今やりましょう!
地道な学習を続けることが前提ですが、少しのことでも改善続けることが大切です。ぜひ継続をして理想の自分に化けましょう。私も引き続き精進したいと思います。