Career/Job Change

新しい企業でのスタート!入社後に最初に気遣うべき重要なポイント

新しい企業での入社はワクワクと同時に緊張も感じるものですが、スムーズなスタートを切るためには最初の段階で気をつけるべきポイントがあります。この記事では、新しい企業での入社後に最初に気遣うべき重要なポイントをご紹介します

職場文化と価値観の理解

新しい職場の文化や価値観を理解することは、円滑なコミュニケーションと適切な行動をとるために重要です。同僚や上司との相互理解を深め、職場での適切な振る舞いを心がけましょう。

最初に総務や人事の方が入館方法や服装規程などレクチャーしてくれると思いますが、その内容も重要ですが職場のルールがわからない時にすぐ聞ける様な関係を作っておくことが大切です。

レクチャーの内容はメモを取るなど、しっかり理解する様に努め同じことを何度も聞かない様に留意しましょう。その上で「もしわからないことがあったらお伺いしてもよろしいでしょうか?」という一言とともに内線番号や建物の何階にいるかなども聞いておきいつでも困った時はお伺いできる様にしましょう。読者の方が年配で総務や人事の方が若い方の場合にもしっかり「さん」付でお呼びして敬語で接しましょう。ここで、しっかり失礼がない様にしておくことが後に困った時に大いに助けてもらえる基礎になるのです。

役割と責任の明確化

自身の担当業務や責任範囲を明確に理解することが大切です。どのようなタスクやプロジェクトに携わるのかを把握し、スムーズに業務に取り組むための基盤を築きましょう。

配属された部署のメンバーに1on1を全員に申し込んでの各自の役割を把握しましょう。そうすることで入社時に聞いている自身の役割がそのまま受け入れられるのか?を考えると良いと思います。概ね面接や採用では上司の意向で進めていると思いますので現場メンバーとの役割が重なっていたりすることがあリます。その場合、上司としては任せたい役割があるが元々在籍しているメンバーが業務を奪われる危機を感じている場合があります。事例を挙げると企画部署に企画書を作成するメンバーが3人いて、4人目として配属されれれば元の3人の中には自分の仕事が減り、新しく入ってきた人の評価が良ければ自分の評価や出世に影響するのではないか?と考える人がいるかもしれません。筆者TANUKIも転職時や異動時に7歳くらい年上までは目の敵にされたことがあります。この時いん留意する点が1on1でしっかりと同じ役割を担うけど、しっかり連携して一緒に実績を出したい希望と、分からないことがきっとあるので助けて欲しいということを伝えて信頼し、協力者であることを明確にしておきましょう。

そうでないと、無用に仕事の邪魔をされたり場合によってはパワハラまがいのことをしてくる人も今までいました。そういったことをしてくる人自体にも問題はありますが、最初の処理を間違えたのかもしれないなぁとも思ったのも事実です。特に自分が上司に気に入られている、期待されているという状況では最新の注意を払い下手に出ていると思われるくらい丁寧でも良いと思います。のちに実力を発揮した後も丁寧に接することで周囲が継続的に味方になってくれます。

同僚とのコミュニケーション

新しい職場では、同僚との関係構築が重要です。積極的にコミュニケーションを取り、チームメンバーとの信頼関係を築く努力を怠らないようにしましょう。とはいっても、何をすればいいの?ということで自分の経験ベースでお話しします。

私の転職変遷は零細企業→中小企業(昭和系)→東証一部上場(平成系)→IT大手企業(現代)です。

()内は私の主観ですが、分類してみました。各分類ごとにコミュニケーションで気を使った点を下記に記します。

零細企業:とにかく仕事をすること。正直いって何か他の側面で頑張ったからといって会社の規模が小さいので人間関係が固定的なので、評価されづらく出世や昇給につながるとは思えません。仕事の内容のみに手中することが信頼を勝ち得るでしょうしスキルアップに繋がります。

中小企業(昭和系):昭和系はいわゆる飲み会が多い企業の場合です。これはですね、、、本当にずっといて出世したいなら上役の参加する飲み会には参加し社内のネットワークを築くことをお勧めします。中規模でまだまだ情がまかり通る会社では飲み会ではよく知っている人と仕事をしたことがないみたいなことも続いたり、一見無駄ですが思わぬ業務上のトラブルの時にいつも飲んでる他部門の上役が関係していて助けてくれたということもありました。また、飲み会の席での働きで他部門への異動(良い方へ)なんかもありました。飲み会が多い会社にいる場合は飲めるのであれば参加をお勧めします。ただし飲めない場合はしっかり伝えておく必要がありますし飲める人も飲みすぎて醜態を晒すのは厳禁です。

東証一部上場(平成系):これはですね、結構ドライ(というか普通)で昭和系の様に飲み会で何か人事が決まるきっかけになったりとかそういうことはりませんので無理して飲み会に行く必要はありません。ただし、会社のイベント、つまり地方の会社ではお祭りへの参加だとか組合活動、スポーツ大会などにおいて参加しておくことをお勧めします。そういった場面で協力的に自己犠牲を払って動けるかをみている上司がいる場合があります。また、そういったイベントで若い人や他部門の人と関わっておくことで社内の情報が手に入りやすくなります。できる限り参加しておきましょう。

IT大手企業(現代):これは本当に人によりますが、出世を望む人やすでに管理職の方は盛んに飲み会を実施していることがあります。一方若手は飲み会は実施せず、朝食会や昼食会などが多くプライベートをより仕事から距離を置いている様に見えます。ここでは本当に実力主義でいかに事業貢献しているか、事業貢献のために必要な人には必要な連携や関係性構築をしているかがポイントです。おそらく管理職が飲んでいるのは年代的な感覚もあるかもしれません。朝食会、昼食会、終業時間中の1on1での関係構築がお勧めです。

業務フローの把握

業務の流れやプロセスを理解することで、効率的に業務を進めることができます。早めに仕事の流れを把握し、不明点や課題があれば積極的に質問する姿勢を持ちましょう。

大手企業の場合は業務フローが明示されている場合が多いと思いますので、それに沿って実践しましょう。またフローの紹介をされずとも、自分で探してやってみる姿勢も大切です。なんでも「おしえて」君になってはいけません。ここまでは自力でわかったのだけど、ここからが分からないという聞き方なら、聞かれる方も質問者の労力に共感することができます。

大手企業ではおそらくインターナルなサイトがありそこに業務フローや細則があると思いますので一読してから同僚や上司に聞くことをお勧めします。

ここからが大事ですが、もし、フローがなかった場合はチャンスです。自分が習ったことを記述してフローを作成して同僚や上司のレビューを受けて制定してしまいましょう。仕組みを作ることは立派な評価項目です。ぜひチャンスを刈り取ってください。決して、整っていないことを嘆かないでください。

フォローアップと報告

新しい業務やプロジェクトに取り組む際には、定期的なフォローアップと報告が重要です。進捗状況や課題を適切なタイミングで共有し、透明性のあるコミュニケーションを心がけましょう。

また、上司に業務を頼まれた場合も納期をしっかり確認すること。もし、納期の提示がない時はいつまでに仮作成(ドラフト)を仕上げるかを決めましょう。そしてドラフトを上げるタイミングは当日から2日後までにしましょう、あまりにも時間が経って最終納期に近い段階で上司の思惑と違う結果を持っていくと使えないという評価になるでしょう。しかし、依頼からすぐのタイミングでやわらかい(あまりできていない)状態で上司に見せておくことでリカバリーに時間を使うことができます。ぜひ任されたことがあれば、なるべく早い段階で30%の完成度でもいいので上司と認識合わせを実施しましょう。

教育・研修の活用

大手の企業では、教育や研修プログラムが用意されていることが多いです。積極的に参加し、新しいスキルや知識を習得する機会を活用しましょう。

社内研修や教育は同社の社員が多く受講していることから、社内での共通言語を醸成している場合があります。その研修で習ったことをやってみよう、その研修で言っていた〇〇という手法などがあります。大抵社内の会話では社内研修での部分は削られ会話されるので、転職者は話が見えないことがあります。

社内研修もある一定の規模の会社では社内イントラで受講申し込みができる場合がほとんどですので、申し込みましょう。

まとめ

新しい企業での入社後には、スタートからスムーズに業務に取り組むためにいくつかの重要なポイントがあります。職場文化や価値観の理解、自身の役割と責任の明確化、同僚とのコミュニケーション、業務フローの把握など、これらの要素に注意を払いながら始めることが大切です。さらに、定期的なフォローアップや報告、教育・研修の活用も重要な要素です。

新しい環境でのスタートは、成長と学びのチャンスでもあります。自分自身のスキルやキャリアを広げるために、積極的にチャレンジし、新たな経験を楽しんでください。同時に、上述したポイントを意識して行動することで、新しい企業での成功に一歩近づくことができるでしょう。

新しい環境でのスタートはわくわくするものですが、しっかりと準備をし、自信を持って取り組むことで、素晴らしいキャリアの一歩を踏み出すことができるはずです。新たな挑戦を楽しんでください!