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TOEIC 600点達成には公式問題集が絶対お勧め!

現在は815点ある私ですが、10年前は390点でした。そして600点達成した時のお話をします。この記事を読むと600点取得に向けた勉強方法がわかります。

私はプロダクトデザイナーで、製造業に属しますが上場企業で社内の昇進にTOEIC 600点以上、700点以上という規約をよく見かけます。専門職でも、点数取得していると社内評価に優位ですし転職などを考えても有効です。

勉強方法が分からない!

TOEIC500点を取得した頃、取り組んでいた通信教育での学習は順調に進んでいました。しかし、単語の暗記やパートごとの練習問題ばかりやっていたのでテストの全体像がつかめず、2時間の試験行程がぼんやりとしていました。試験の全体像を掴むと言う学習方法も模索しましたが、市販のテキストを手にとっても効率の良い勉強方法になるのか?判断できず、これで大丈夫かなぁとネットで学習法を検索しては「わからんなぁ、、、」と思っていました。

勉強方法が定着しないことが問題だった

TOEIC600点を超えるために、文法書などを購入し、意気込んで覚えようとしました。時には思いついたようにリスニングの重要性を重んじて、CD付きの教材を買ってみましたが、安定して取り組めず効果を実感できません。自分がTOEICの点数取得に向けて進んでいるのかも分からない状態でした。

日々、単語や表現を覚える学習のために時間を費やしているつもりでしたが、気づけば教材の情報を調べたり、他の学習方法を探ったりする時間の方が長くなっていました。

そして、さまざまな教材に手を出したり、本屋で立ち読みする中では実際の試験と出題傾向がズレていると感じるテキストもありました。

やっぱり公式問題集が安心 特にLはパターン把握、Rはパート5に注力

公式問題集とは

TOEIC公式問題集は、TOEICを開発しているETSが作成した問題集です。つまり、出てくる単語や問題の傾向などにズレがなく効率的な学習ができます。そして2回分のテストが収録されてますので2回は新鮮な模擬テストを味わうことができます。

公式問題集を使い始めて、TOEICテストの全体像が見えてきたと感じました。これまでの学習方法では断片的な知識しか得られず、テスト全体としてどこが弱いのか?テスト時間で何をしているかも当時の600点未満では把握できていませんでした。

しかし、公式問題集を解くことで、リーディングセクションとリスニングセクションの問題の形式や傾向、難易度などを実際のテストに近い形で、テストよりも時間をかけて理解することで全体の把握に繋がりました。

リスニング:パターンを掴むことが大事なので公式問題集

Part3では以下のような問題が出題されます。

Question 50 through 52 refer to the following conversation

Man: Good morning. How can I help you today?
Woman: Good morning, Dr. I wanted to discuss my upcoming research project in university.
Man: Of course, I’m here to assist you. What’s the topic you’ve chosen?
Woman: I’m interested in exploring the impact of social media on teenagers’ mental health.
Man: That sounds like a relevant and important subject. What’s your specific research question?
Woman: I’m curious to know how the excessive use of social media affects teenagers’ self-esteem and emotional well-being.
Man: Excellent question. Have you thought about the methodology you’ll use for your research?
Woman: Yes, I’m planning to conduct surveys and interviews to gather data directly from teenagers.
Man: That’s a good approach. Make sure to consider the ethical aspects of your research as well.
Woman: Absolutely, I’ll be mindful of that. Also, I wanted to ask if you could recommend any relevant academic articles on this topic?
Man: Certainly, I’ll provide you with a list of reputable sources to support your research.

Questions:

50:Where most likely are the speakers?

  • (A)At an art museum
  • (B)At a hotel
  • (C)At an institute 
  • (D)At a park

51:What does the man ask about?

  • (A)A theme of report
  • (B)A menu
  • (C)An issue of University
  • (D)A plan

52:What will the woman do next?

  • (A)Update a web page
  • (B)Go to University
  • (C)Get the Document
  • (D)Eat lunch with him

公式問題集を数冊解くとおおよそ、どこで話しているのか?何について男は話しているのか?次に女は何をするのか?などの決まった質問が多いことに気づきます。

パターンが見えてきますので、誰が何を頼まれているか?何について議論しているか?などを注力して聞くようになってきます。で、例えば51:What does the man ask about? であればmanが答えを言いますので、先に問題文を読んでパターンを確認し会話文のなかでmanの発言に注目しておきます。つまり、先に設問を読んでおく「先読み」が必要になります。

600点までは概ね答えは設問の順番で会話の中に出てくると思って取り組んで、そうでない場合は落としても良いくらいの気持ちで問題文の先読みのリズムを崩さないことをお勧めします。

先読みについてのコツは下記の記事をご参照ください↓

TOEIC リスニングパート先読み 回答のコツ 学習以外の対策 現在は815点ある私ですが、10年前は390点でした。そして700点達成した時の把握していた解答時間の目安と解答を有利にする小技と...

リーディング:特にパート5に注力

テストでは時間切れで、最後のパート7、長文読解まで回答することができませんでした。皆さんも600点以下の方はパート7まで到達できない方が多いのではないでしょうか?、まずは試験で到達できない長文読解に取り組む前に、語彙問題や文法問題のパート5に注力することが点数に効く学習法になります。ここでしっかり点数を取ることが肝要です。パート5,6の短文を理解できないのにパート7の長文読解を学習するのはやはり難しすぎるので挫折のきっかけとなると思います。こういった考えに至るのも試験全体をそのままの形で掲載している公式問題集ならではの気づきです。パート5,6に集中しましょう!

パート5は一文の穴埋めですが一冊の公式問題集で2回分の試験の中に60問あります。こちらをやり込むと複数の文の穴埋めという違いはありますがパート6も出来るようになる印象があります。数冊公式問題集を買ってより多くのパート5の問題をやりこんでしまうのも点数アップに効果的でした。

700点取得時には毎日パート5を30問x5セットやっていたので公式問題集が2冊半(1冊は60問掲載されています)は必要になります。そんな感覚になってきますのでさっさと買ってしまって学習に集中することを強くお勧めします。もう、学習の妨げとなるテキスト検討や購入作業に時間を奪われないことで時間を大切にしましょう。

公式問題集は新しいものから学習する

TOEICの公式問題集は、最新のテスト傾向に沿った頻出単語や表現が取り入れられており、現代的な内容にアップデートされているため、最新版からの学習をお勧めします。最新版は9です(23年7月現在)

公式問題集の効果まとめ
  1. TOEICを開発しているETSが作成した問題集なので、学習素材として間違いがない
  2. 実際のテスト形式でリスニングパターンを把握できる
  3. リーディングは公式問題集を複数冊用意してパート5の問題を大量練習すると確実に点数アップにつながります。

今やらないと、今の自分が続きます!今やりましょう!

公式問題集がまだの人や1冊しかない持っていない方は即買ってしまうことをお勧めします。