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TOEIC 390点からの出発 不景気で世界は一変 

TOEIC 初心者の方に自分の学習し始めたきっかけのエピソードを交えながら、どの様に始めるかを成功談とともにお話ししたいと思います。現在40代で800点代ですが、ミドル世代のスコアアップのモチベーションになれば幸いです。

中小企業に勤めていた20代の頃、TOEIC 390点でした。それでも、自分がデザイナーという専門職であることや自分の居た業界では景気の良かった2005年。全く将来の不安もなく毎日会社の人と飲み歩いていました。

リーマンショックで会社が親会社に吸収合併されるまでは。

TOEICとは?

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会の主催する英語のテストです。

スピーキングやライティングのテストも有りますが、一般的に就職や社内で問われるのはL&Rいわゆるリスニングとリーディングです。英語を聞いて理解する力と読む力が問われています。

多くの企業で高得点取得を推奨していたり、就職試験で規定の点数取得が条件の場合もあります。英語力向上の目安としても用いられています。

満点は990点

と、聞くと390点がとても低く感じられると思います。中学時代、高校時代は英語学習を怠け、大学時代は他の科目だけで過ごした方は大人になって受験すると300点代も珍しくありません。どういうレベルかというと、ほぼ当てずっぽうでマークをしている状態です。それでも390点行くのだから人間の勘の力を信じずにはいられません。そして、今から10年ほど前の日本企業、特に私がいた中小企業クラスでは400点を取得すると報奨金がもらえたので400点までいきなりあと少し、お金がもらえるぞ!と思っていました。

私の住んでいた世界の英語力の低さを感じます。一部の海外営業のメンバー以外は英語ができなくて当然みたいな世界観でした。いまの様に一般企業の新卒でさえTOEIC600点求められるような時代が来ようとは夢にも思いませんでした。

正直390点はそんなに低いと思ってなかった

まず、まわりには受験している人すら居なかった

20代から30代前半まで一緒に飲んでる会社の人や友人にもTOEIC受験してる人はいませんでした。将来への不安もなく、「ずーっとこの会社にいるんだー」と思っていたので、自分の勉強よりも会社の人と飲んだり遊んでる方が身のためだと思っていました。本当に会社付き合いではなく家族同然で、掛け値なしで楽しかった。きっと当時に戻れたとしても、同じ過ごし方をするでしょう。そんなある日、突然リーマンショックの影響で海外事業の業績が悪化、親会社だった超大手企業に吸収されたのです。

突然リーマンショックの影響で海外事業の業績が悪化、超大手企業に吸収

吸収された大企業では500点からが報奨金の対象でした、400点を取ればテキスト代くらい出たはずなのに当てが外れたのもあり、やる気を削がれました。しかし、今となっては記憶が定かではありませんが、職制になるにはTOEIC700点を取得する規定があり、自分の390点とはかけ離れていました。そして専門職だからといって特別扱いされることない非常に平等でホワイトな世界観でした。それまでは、「飲み会の幹事をよくやっているから」とか「喫煙室で上役と話せる様になった」とかそういったことで昇進していく人を見る様な平成にしても遅れすぎな昭和の文化の中に居たので大企業での生き残りに絶望したのを覚えています。そして390点がそんなに低い点数とも思っていませんでしたが、親会社に入社してくる新卒と比べてみても、低すぎる点数であることが理解できました。これは当時すでに20代後半、今から始めないと淘汰されてしまうと思いました。「まずは500点から目指そう」そう思ったのは良いのですが、500点を目標に据えたのは良いのですが、何をして良いか分かりません。

本サイト内の記事では公式問題集での学習を推奨していますが、当時はTOEIC公式問題集など活用できる力もありませんでした。公式問題集で勉強できるようになったのは正直500点後半からでしょうか?それまでは勉強する習慣がないため、公式問題集を開くことすらハードルとなっていました。公式問題集はキャッチーさに欠けると感じていたのか、様々な勉強方法を少し試しては変え続ける日々が続きました。決して効果的とは言えませんでした。

TOEIC 600点達成には公式問題集が絶対お勧め! 現在は815点ある私ですが、10年前は390点でした。そして600点達成した時のお話をします。この記事を読むと600点取得に向けた...

300点代の最適な勉強方法 単語の暗記に尽きます。

とにかく、単語を全くと言っていいほど分かっていないので勉強を続けようにも調べることが多すぎて進まないのです。そこで、参考書の種類やリスニングだ!とかリーディングだ!とかいう前に単語でした。

まずは500点を目指すには英単語本を購入し、暗記しました。それ以外は勉強ではないくらいの偏り方で良いと思います。

とにかくこれを読んでる方の中には300点代のTOEICスコアを片手になんとなく読んでる方もいらっしゃると思います。まだ固定した勉強方法に出会えていないなら、もうこの場でサクッと英単語本を決めて購入して手にしたらとにかくそれだけ勉強して下さい。よく、類義語や主要な用法以外や品詞、発音も確認しながら勉強すると良いと聞きますが、、、

もうそんなことは一切考えず、とにかく一番メインの意味だけ単語を見たら分かるように覚えましょう。

とにかく一冊を終わらせることが最優先です。記憶が薄くてもなんでも、最後のページまで覚えようとする行為を完結するようにして下さい。枝葉を覚える余裕が出てくるのは単語本5周以降です。学習の習慣を作ることが先決です。まずは単語本を買いましょう。効果的な方法の一つだと思います。

どのくらいやるの??次のアクションは?

1ヶ月ずっとそれをやります。

そうはいっても、800点代に入ろうとしていた時の本気度ほど本気では取り組んでいなかったのですがおおよそ、以下の様な勉強スタイルで1ヶ月過ごすと500点を超えてきました

  • 平日 朝1時間
  • 平日 夜30分
  • 土曜 3時間
  • 日曜 平日と同じ

ここまでして500点を超えて、親会社に異動となった時も少しは気持ちの余裕ができました。そしてしばらく600点代の時代が続くのですが、700点、800点と点を上げ年齢が40代に達した時にTOEICの点数と企業で生き残る術を学んで転職することもできました。

300点代から500点を目指す方法まとめ
  • 受験して自分の点数を把握
  • 単語本を一冊決める
  • 1ヶ月続けて学習する

いくつか有名どころの単語帳を掲載しておきます、まだ選りすぐりを求める段階ではないので、どれでも良いので手に取って進めることをお勧めします。ちなみに私は「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」が一番しっくりきました。

今やらないと、今の自分が続きます!今やりましょう!

なかなか、一人で学習するのは難しいと思います。自分も実際一人で学習して随分時間をかけてしまいました。下記のようなコーチングを利用するのも現代的で人生の無駄遣いをしない一手だと思います。いい時代になりました。